
2010年06月18日
口蹄疫・広がる被害に
書きたい事は沢山あるのに
時間ばかり 過ぎていきます。
そんな思いから
今日はちょっと(すごく)長くなりましたが
最後まで読んでもらえると嬉しいです。

(6/18 宮崎日日新聞)
「国富町」での 口蹄疫発生に伴い、
東国原知事が
更なる各個人の消毒の徹底を
お願いしています。
国富町と聞き、
先日 タオルボランティアでご一緒した
国富町のお姉さま方を思いました。
「何かお手伝いしたいの」
と いらっしゃった
60~80歳代の主婦4人組。
婦人部で ボランティア活動をされているとの事です。
針に糸を通しながら
沢山のお話をさせてもらいました。
私と同じ歳の息子さんがいらっしゃる お母さん。
果樹園を営まれてますが、
「今が摘果の時期なんだけど
じっとしていられなくてねぇ・・・」と。
チクチクと縫いながら、
「これなら 国富に帰っても出来るわね。
町に電話してまずは場所確保!」
と、携帯電話で連絡網を駆使し
沢山のタオルを抱えて帰られました。
その国富町での 発生。
みなさん、落ち込んでらっしゃらないかなぁ・・・。
戦中・戦後を支えてきた 逞しいお姉さま方。
「さぁ、ここが踏ん張り時よ!!」
と 負けずに戦って欲しい・・・。
声は届かずとも そう願っています。
終息したら 家族で
甘~い柿を食べに行きますからね!

友達と
「宮崎ナンバーの車が県外で敬遠されてる」
という話になりました。
「それって、差別よね~!」
と 憤慨する友達に
同調も反論も出来ない
情けない私・・・。
どこの誰かを知っている人たちの近場での集まり、
お友達との会食や 会社の歓・送迎会、
日々の買い物や 習い事・・・
そこまで 自粛! というつもりはありませんが・・・
でも今、他県に出てまでの「行楽」・・・って?
逆の立場であれば
我が県に危機をもたらすかもしれない物を
快く受け入れられるでしょうか?
車を傷つける行為は 確かに犯罪です。
でも なぜ今、車で県外まで
遊びに行かないといけないのか?
私たちが今、イベントや行楽を自粛しても
死ぬ事はありません。
でも、甘い考えで起こす行動が
さらなる 動物を殺す事になるかもしれない・・・。
「殺処分なんて可哀想」
「集まった収益を 募金したい」
そう思われるのであれば
どうか今は じっとしていてください。
「口蹄疫、撲滅!」を 自慢げに掲げ
不特定多数の人を集めたり
動かしたりしないでください。
国からの大きなお金が動いてる今、
私達に協力できるのは 募金より
「被害を広めない」事ではないでしょうか。
フラフラと遊びに行く手土産に
ウイルスを持っていけば、
心配し募金してくれた全国の皆さんから
「何やってんだ、宮崎は!!」
と、言われる事 必至です。
物流、商業経済の動きは止められません。
もしスーパーやモールが閉鎖されれば
宮崎はパニックです。
子供達の旅行やイベントの中止や延期は
子を持つ親として 私も心が痛い。
でも、一日も早く子供達を
旅行や試合に送り出したり
堂々と行楽を楽しみたいと思いませんか?
でも、このままでは 夏休み前の終息はおろか、
宮崎の家畜の全滅=終息
という 最悪の事態も免れません・・・。
そうなる前に せめて・・・
せめて 各人の意識の徹底を。
どうか お願いします。

『車から見える川南は、いたるところで穴掘りをしていて、
異様な光景だった。。。
雨の中の作業は、水が穴に入るから大変だろうけど、
ブルドーザーは動いていた。消毒ポイントの人たちも
雨の中がんばっていた。
白い服を着た人たちが、実家の周りや児湯郡のいたるところに
たくさんいるので、私の甥は、ETが地球に来たときの
調査員がたくさんいるあの場面を覚えていて、
「宇宙人がいるみたいだね」と。
こんな光景は、一生に1回見ればいいよ、って感じです。』
「オージー夫と宮崎女のスローライフ In Miyazaki」
様ブログより 一部抜粋・転載
ワクチンを接種し その日を迎えられた
畜産農家の方の 今です。
「どうして今、動いちゃいけないのか?」
どうか 目をそらさずに 読んで。
そして もう一度 考えてください。
ブログの転載にあたり
minkeyさん、リンクをご了承いただき
ありがとうございます。
どうか みなさまが お体を壊しませんように・・・。
ご主人と 不思議な繋がりのある「はやぶさ」、
未来への希望が あのカプセルに入っていますように!